米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催中です。
6/14のイエレン議長の記者会見が注目です。日本時間では日付変わって6/15の未明3時頃だそうです。
3月に引き続き、今年2回目の利上げが確実視されています。
景気が良いとされているから政策金利を引き上げます。
景気はいつかは下降局面に入ります。停滞期に金利の引き下げができるように、少々景気にダメージがあっても今のうちから準備しておくわけです。
米国株式市場は、主要3指数ともに史上最高値を更新しつづけてきました。
とくに、ナスダックです。IoT・ハイテク株がけん引してきました。
半導体の需要は拡大し続けています。一昔前はパソコンが需要を支えてきました。今では、タブレットやスマフォも日常生活で欠かせなくなってきました。
一人当たりのインターネット閲覧時間が同じだとしても、所有するITデバイスの種類がパソコン、タブレット、スマフォと単純計算で3倍に増えています。
自動運転の開発が激化しています。車載の需要は高まるでしょう。
産業界でもAIへの対応が進みます。中国は賃金上昇抑制のため、AIへの依存を高めています。中国での半導体需要拡大が下地となり、世界的な株高を演出してきました。
そのナスダックが、先週6/9は大幅下落しました。本日6/13の日経新聞『ハイテク売り どこまで』によると、アップルやフェイスブックなど大型銘柄が3~4%下落しました。
アマゾンはPER(株価収益率)が100倍を大きく上回っています。どこかで調整が入るのは仕方のないことです。
今回FOMCの記者会見では、FRBが保有する資産の縮小を開始するのではないかという点で注目されています。
既に、3月の会合で年内の縮小開始で一致しています。満期をむかえた保有債券を再投資して資産規模をキープしてきました。
再投資の抑制に動き始めるか、マーケットは気に掛けています。
同日経記事においても、資産縮小開始となれば、年後半にもナスダックは大きく崩れる可能性があるとのアナリストの声を紹介しています。
ナスダックは、直近の世界的な株高の中でも、上昇率が際立っていました。
その牙城が崩れると、株式市場へのインパクトは絶大です。
米10年債利回りが2.2%前後を低迷しているのも気掛かりです。3月利上げ時には2.6%を付けています。
これまでの株高が、債券と比較した消去法的な資金流入だったといたら、警戒はますます必要です。直近ドル円は109円を付け、円高傾向です。
本日も確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)のスイッチングをするところです。