10/29週振返り:YCC再修正、二番底からの回復?日経平均32,000円台再び

日銀が物価の見通しを引き上げ昨年度から3年連続でコアCPIを2%超としました。3ヶ月おきに発表される展望レポートでは物価上昇の要因として原油高と価格転嫁を要因に挙げておりますが、賃上げについては来年の春闘に望みを託しています。
そして物価見通しと整合を取るためでしょうか、YCCの許容幅1%超えを容認し、7月に引き続き政策を再修正しました。

「為替変動が日銀の物価見通しに大きな影響を与える場合には、金融政策の変更につながる可能性がある」とも見解を示したので、為替防衛も半ば認めた格好です。
為替変動、物価見通しに大きな影響あれば政策変更も-日銀総裁

ただ日銀の思惑とは裏腹、10/31日銀政策決定会合を受けドル円は151円を突き抜け円安に振れました。
米国FOMCでは2会合連続で政策金利据え置きでしたが、日米金利差拡大が為替市場では見込んだようで妙な動きした。そして5%を超えた米10年債利回りが急落で足元4.5%台です。

株式市場は米国の金利低下を受け持ち直しました。10月初めにも日経平均は30,000円台に落ち込みいわば二番底からの大幅回復です。「二番底は黙って買え」ともいいますし乱高下に過度に悲観せずじっくり取り組んでいきたいとおもいます。

 

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