11/13週振返り: ドル建日経平均200ドル回復、円高140円で一服

コロナの底を突き抜けるかに見えていたドル建日経平均は、先週より反転の様相をみせ今週は一時200ドルを回復し近辺でもみ合いました。過度な円安の是正がドル建で勘定する海外投資家には安心材料になるのでしょう。輸出主導の日系企業にとって円高はアゲンストとの見方に反する動きです。楽観ムードが継続して年末にかけて上昇してくれればとおもいます。
ドル建て日経平均、2年8カ月ぶり上昇率

インフレピークがようやく訪れ米政策金利の「ターミナルレート」が5%あたりで落ち着くのではないかとの観測、というより期待がここ一ヶ月ほど支配的です。この楽観を揺るがす大きな材料が見当たらなかったドル円は、先週からの急激な円高がリバウンドすることなく140円付近で均衡しました。
ただ米小売売上高が8ヶ月ぶり大幅増なんてニュースなんて出てくるとインフレピークもあてになりません。
米小売売上高、8カ月ぶり大幅増-利上げペース減速の議論複雑に
もっとも、売上高大幅増の要因がクリスマス商戦の先喰いじゃないかとの見方もあったりして先行きの売上は穏やかになるのだと楽観論が簡単には覆らないようです。

 

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