孤独・孤立と背中合わせ、毎日スイッチング

1月終盤から週末のブログが途絶えていました。例年の如くですがこの時期がどうにも苦手です。。

ひとつの理由は3月の年度末に向けて業務に追われて心の余裕が失われていたことです。

それに寒さ。温暖化が進みあたたかい冬のイメージが定着してきたとはいえ、1月下旬にやってくる二十四節気の「大寒」にもなるとやはり寒さが厳しく心まで冷え込んできます。写真が好きで身近な草木を撮って毎朝ツイート(※)しているわけですが、そうした習慣が移りゆく季節の変化に対して心を過敏にさせているのかもしれません。

振り返れば若い頃は季節感ゼロの常夏だったな~。季節の機敏をどうこう語っている自分に奇妙な感じも持っています。50代にもなるとやってくる心の境遇なのでしょうか??

 

コロナ感染拡大で1月より在宅ワーク中です。こうした季節要因も相まって孤独と向き合う日々です。

(※)@kab_sukeです。ブログにツイッターの窓を埋め込んでます。どうぞお越しください〜!




「孤独・孤立」担当閣僚が新設

日経新聞2/13『孤独・孤立担当閣僚を新設』によればそのタイトルにある通り孤独・孤立の問題に対応する担当閣僚を設けます。一昨日3/12には省庁横断の連絡会議が立ち上がりました。

まだ漠然として具体策はみえてない状況ですが、孤独・孤立という切り口は斬新です。本来的には人それぞれの内面の問題でしょうがだからこそ社会の表面に現れにくく深刻です。同居人がいても孤独感に陥ったり差別・偏見で孤立したりして、経済的な支援だけでは十分にケアされていないといった現状認識が背景があるのだとおもいます。

当記事に掲載のグラフによればコロナ禍に陥った2020年の春から秋にかけて自殺者数が跳ね上がっています。男性が女性を大きく上回っている点では目新しさがないとしても、増加の度合いとしては女性の方が急激である事実は見過ごせません。自殺と孤独・孤立との因果関係はわかっていないものの、経済的にも生活の面でも弱者の立場に置かれがちな女性にしわ寄せがいっている様子が伺えます。

若年層の自殺も増えています。小中高生の自殺が昨年11月の時点で1980年以降で最多であったとのことです。ひとり親世帯の子供、若者の失業…高齢者の孤独死ばかりでなくあらゆる世代で問題は深刻です。

英国では2018年に孤独問題担当相を設けて対策を進めています。2017年調査で人口の13%が孤独を抱え、経済的損失が年4.7兆円に上ったと試算されています。日本に限らず世界各国でこの問題に対する対策が今後クローズアップされるでしょう。

 

まとめ

望まない孤独・孤立は救われるべきです。コロナ禍でより一層深まる格差社会にあっては、ひと昔前であれば「自己責任」で片付けられてきたことでもつぶさに見つめ直す必要があります。

一方で元気な人はそれを自覚して維持する工夫も欠かせません。望まない在宅ワークをしているとはいえ季節要因とかのたまっている程度の私は今のところ孤独・孤立に該当しないでしょう。株式投資は儲かるに越したことはないですが、メンタルヘルスと捉えて取り組んでいます。過度なリスクを負えばメンタルが持ちません。。最終的には自己判断が求められる投資の世界はつねに孤独・孤独と背中合わせです。毎日スイッチングは緊張感を持続する上で欠かせないルーチンとなっています。