「壁」に激突、米政府閉鎖は1ヶ月超える

メキシコ国境への壁の建設を巡って予算が成立できず、昨年12/22より米政府機関の一部の閉鎖されています。かれこれ1ヶ月を超え、過去最長を上回りました。

私にとっても対岸の火事ではありません。為替相場を知る上で気にかけているシカゴIMM通貨先物ポジションも影響を受けています。毎週土曜日は朝起きるとみているFOREX WATCHERはこの通り2018/12/29(土)から更新がストップしています。

ドル円は年初に109円→104円に急騰するフラッシュ・クラッシュが起きました。ドル円と日本株の連動性は高まっています。そんな状況だからこそ知りたい情報が得られないのは歯がゆいです。。




米政府閉鎖

日経新聞1/26『共和、トランプ氏ときしみ』に、主なポイントが記されています。

①米政府の会計年度は10月から始まる。

②本予算の成立が間に合わなければ、つなぎ予算を組む。2019年度会計では、2018/12/28を期限としたつなぎ予算を組んでいた。

③しかし、期限になっても新たなつなぎ予算が通らず、政府機関の一部が閉鎖となった。

予算を決める権限は議会にあります。ただ大統領は拒否権を握っています。

上院では1/24、与野党それぞれの予算案を採決しました。野党・民主党案には「国境の壁」の予算が含まれていません。

上院は与党53、野党47の計100議席です。可決には60議席を必要とされています。結局のところ与党・共和党からは6人の造反が出てどちらの案も成立しませんでした。

 

トランプ大統領が求める壁建設への予算額は57億ドル(約6,200億円)です。民主党は、同額以上の国境警備強化策を含む案を検討しているようで、共和党の結束を弱めようとしているとのことです。

 

世論調査では、トランプ大統領に責任があるが60%、民主党の責任には31%だと伝えます。大統領の支持率も前回より8ポイントと低い34%と、政権発足以来で最低水準に落ち込んだとのことです。

 

まとめ

公務員の給与未払いに公共施設の運営縮小と大混乱です。

1/29に予定されていた本年の一般教書演説を1/23、延期するとトランプ大統領は表明しました。政府閉鎖が終わったら演説するとツイートしています。そもそも大統領選では国境の壁の建設費をメキシコに負担させると言っていたほどですから、妥協の余地はほとんどないようにみえます。
非常事態宣言の準備にも取り掛かっています。収まる兆しがみえません。

(後日談1/27)

日経新聞1/27『トランプ「壁」執着なお』によれば、1/25時点で「国境の壁」建設費を含まない予算を容認し、政府機関の一部閉鎖は35日目でひとまず終わりました。共和党6人の造反が痛手となったようです。