確定拠出年金は、商品の構成比率を決めてあとはほったらかしで運用するのが一般的です。
私も分散はしていますが、構成比率には明確な基準を持っていません。よくわからないので毎日確認してます。株式や債券に興味がなければ苦痛でしかありません。
興味を持続させるという目的で、国内株式連動商品と定期預金型商品(元本確保型商品)との間で、毎日スイッチングしています。いわば株式売買みたいなことです。
分散投資
国内株式、海外株式、国内債券、海外債券に分散する投資手法は広く一般的です。
景気がよければ株式は上がり債券は下がり、景気が悪ければ株安で債券高に動くといわれ、株式と債券は逆相関の値動きをするといわれています。実際には国や時代によって傾向は違います。
日本においては、アベノミクスのもと行われた量的金融緩和で2013年以降、債券は強制的に上がり株高を生み出されました。現状は金融緩和縮小への出口を探っている段階で、債券安への圧力が強まっており、金利上昇で株式には厳しい状況です。株式と債券の動きに逆相関は見受けられません。どちらかというと同じ動きです。
分散投資していれば安心というわけにはいきません。
ファクター投資
日経ヴェリタス8/26号『ファクター投資 3段階で学ぶ』に、分散投資のもととなっている”ファクター”による投資を紹介しています。
ファクターとは、「経済情勢や実質金利、新興国に特有の政治リスクといった収益の源泉やリスクとなりそうなマクロ要因」です。
個別の株式でいえば、大型か小型か(サイズ)、値動きが大きいか小さいか(ボラティリティ)、割安か(バリュー)といった項目を指しています。”牛丼”、”ハンバーガー”といった料理のメニューではなく、”糖質多め”といった栄養素に着目すべきと、食事を例にたとえて当記事は「ファクター」を説明しています。
機関投資家はファクターに着目してリスク軽減やリターン向上を図っているといいます。2014年に、GPIF(年金積立管理運用独立法人)が「スマートベータ指数」を使った投資をはじめたのを機に、ファクターに着目する投資が日本国内でも大きく広がったと当記事は伝えます。
因みに、2017年度末時点で、GPIFの長期の運用利回りは3.24%のようでブログ記事にしました。
まとめ
この記事に具体的な運用方法は載っていません。
やり方はどうであれ、まずは始めることが大事です。分散投資からはじめて徐々にファクターに関心を持てると良いとおもいます。
私の場合は、日経平均株価とそれに関連する指標をよくみています。
サイズ:NT倍率
ボラティリティ:日経VI
バリュー:日経平均PER
これらの指標は厳密な「定義」よりも日々の「変化」を知ることが大切だと思っています。動きと関連する報道をいつも気にしてます。
経済ニュースに触れる機会を増やすと、運用への興味が湧き工夫が生まれるようになりますよ!