3/14週振返り:新興国利上げ相次ぐ、TOPIX大台2,000にタッチ

TOPIXが1991年以来の大台2,000にタッチです。

先週は日米中央銀行のアナウンスメントに注目が集まりました。3/17の米パウエル議長会見では早期利上げに否定的な考えを示され、ドットチャートからも2023年までは利上げがなさそうで株式市場に勢いがつきました。NYダウは3万3,000ドルを突破です。

TOPIXは2,000、日経平均は3万円を超え、切り良い数字が並びました。

ただ3/18の日銀政策決定会合が曲者でした、ETF購入を巡り波乱が。。上限12兆円残して年6兆円目標を削減までは事前に市場にリークされていた通りだったものの、購入対象をTOPIX連動のタイプに限定するとの意向が示されました。TOPIXは2,000を維持したものの、日経平均は424.70円安の暴落で先週は引けました。

今週になっても連日の下げで3/23終値で日経平均は2万9,000円を割り込みました。週末のルネサスの半導体工場の火災が株式相場を直撃しています。TOPIXも2,000は割り込んだものの下落率は日経平均よりは低く抑えられています。

それに金利を巡る不安は依然として重しになっています。米10年債利回りはパウエル議長会見を受けてさらに上昇して1.76%を付けました。その余波は新興国にもやってきています。ブラジル、ロシアそれにトルコと利上げに踏み切っています。新興国からの資金流出の懸念が波乱をもたらしそうで心配です。

 

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