3/22週振返り: またもや「TACO」化するイラン情勢…ダウ・ナスダックは調整局面入り

日米首脳会談を終えた矢先、中東情勢が再び緊迫しています。トランプ大統領は3月21日、「48時間以内にホルムズ海峡を完全に開放しなければ、イラン国内の発電所を攻撃する」と強烈な警告を発しました。
トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求める 攻撃警告

しかし、市場が警戒したのはその後の展開です。まさにTACO(Trump Always Chickens Out)とも言うべき動きが見られました。

3月23日には「5日間の攻撃延期」を表明。和平案を提示したもののイラン側に一蹴されると、3月26日にはさらに「10日間の再延期」を発表。2025年の追加関税時と同様、振り上げた拳を下ろすタイミングを探るような、トランプ氏特有の「チキり(尻込み)」が鮮明になっています。

その隙を突くように、イラン側は強気です。3月22日には、これまで破壊されたと思われていたミサイル戦力で、イスラエルの原子力関連施設周辺を攻撃。
イランの攻撃、有効性が急激に向上-最大4分の1が標的到達と研究者

さらに3月28日、親イラン武装組織フーシ派によるイスラエル攻撃まで発生しました。
フーシ派がイスラエル攻撃、イエメンの親イラン武装組織 緊張高まる恐れ
フーシ派の勢力圏はバブ・エル・マンデブ海峡に位置します。ホルムズだけでなく紅海ルートまでもが危機的状況となり、地政学リスクは「口先介入」では済まないレベルまで拡大しています。

「週明けの暴落」がもはや常態化しています。日経平均は5万3,000円台で引けましたが、週末の情勢悪化を受けた先物はすでに5万1,000円台。米株市場でもダウ・ナスダックが高値から10%下落し、ついに調整局面入りとなりました。

トランプ氏の「TACO」化で事態が長期化するほど、市場の不透明感は増すばかりです。キャッシュ比率を意識しつつ、慎重に立ち回りたいと思います。

3/22週間ツイート

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