1/31週振返り:「節分天井」突き破る、東証1部700兆円

1月のラスト2営業日で日経平均は971.82円下げ、いよいよ調整局面入りかとおもいきや先週はすぐさま反発です。

相場の言い伝えに「節分天井、彼岸底」なんてものがあり2月上旬に高値をつけ3月下旬に底値をつけるといったアノマリーがあります。

昨年11月から数えれば大相場は4か月目ですし、しばらく足踏みするのだろうと漠然と考えてましたが、節分天井を突き破ってしまいました。

 

東証1部の時価総額が2/3、約3年ぶりに終値ベースで700兆円を超えました。そして今週に入り2/8、過去最高を更新し720兆円となりました。
昨年3月のコロナ・ショックでは500兆円を割り込んだわけですから隔絶の感です。

株価の割安・割高を判断する指標としてよく知られている「バフェット指数」はどうなっているのでしょうか。
バフェット指数とは、株式市場の時価総額を名目GDPで割って100を掛けた値です。100を超えれば株価が過剰評価されているといわれます。つまり「稼ぎを上回る企業価値は異常」ということです。

2020年7-9月期の名目GDPは539兆円でしたので時価総額が700兆円を超えた現在は、バフェット指数が130にもなります。
この指数からみればいつ弾けてもおかしくないバブリーな状態です。

でもホンモノのバブルにはまだ及びません。。 日経平均が過去最高3万8,915円をつけた1989年末の東証1部の時価総額が590兆円ほどです。
当年の名目GDPは405兆円なのでバフェット指数は約145となります。

1989年と比べれば伸び代があるともいえますが、一時的な調整局面は必ずやってくれるものだと警戒を怠らないようにしたいと思います。

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