3/9週振返り:中国株が年始より堅調、全人代5%前後に成長目標を据え置き

3/5からはじまった中国・全人代が今週閉幕しました。
初日の政府活動報告では、実質GDP成長率目標を5.0%前後とし、ゼロコロナ解除後3年連続で同じ水準に据え置きました。
中国:全人代2025・政府活動報告を読み解く

トランプ関税による輸出リスクの増大もあることながら、過剰生産能力への懸念が世界各国から指摘されています。
中国からの鉄鋼大量流入、ブラジルではトランプ関税よりも問題視
中国、鉄鋼産業再編へ減産方針表明 規模は明示せず
生産能力が需要を上回り、ムダな在庫が増え国内で消費できない「安かろう悪かろう」製品が海外に流出しています。
重点拡大任務には「新質生産力」、「内需拡大」が掲げられています。

昨年9月後半には経済刺激策への期待から中国株式市場が急騰する場面がみられました。
10/6週振返り:眠れる中国が刺激注入、CSI300指数一時11%上昇と失速
国慶節後にはその反動があったものの、今年に入ってからは上昇基調が堅調です。CSI300指数は年初来5%近く伸びています。
需要の先食いの感も否めませんが、家電などの買い替え補助金に今年も力を入れていくようです。
中国株が2カ月ぶりの上昇率、消費セクターへの政策支援に期待高まる

中国スタートアップ発AIモデル「ディープシーク」の直近の台頭もあって、AIに関係するさまざまな提案もなされたようです。
中国全人代、AIが大きなテーマに-共産党ナンバー3閉幕式欠席
米ハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」が軟調な一方、アリババやテンセントなどで構成された「7タイタン」の伸びが堅調です。
米中ハイテク株逆転、ウォール街予想できず-中国7社に「伸びしろ」
中国株には手を出しづらい状況がつづいてきましたが、テーマを絞った中国株ETFでいいものないかな??
米国の方向ばかりが目がいってしまいがちですが、中国についても気にかけていきたいとおもいます。

 

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