6/15週振返り:WTI原油先物70ドル台、中東紛争激化


イスラエルがイラン核施設を攻撃した6/13以降、紛争が収まる気配がありません。
オバマ政権下で成立した「イラン核合意」で定めた濃縮度をはるかに超えるウランを備蓄しているイランは、これまで査察受け入れを拒んできました。前トランプ政権では核合意から離脱していましたが、オマーンを仲介して直近4回の協議をすすめてきました。調整は難航しており、もしイランが核保有したら最初に狙われるとみられるイスラエルが我慢の限界に達し先制攻撃を仕掛けたわけです。イスラエルにしても核にグレーな国に違いありません。
イスラエルがイランを攻撃した理由、今後の注目ポイント-QuickTake
米・イラン核協議の行方
イランも報復にでました。G7サミットに参加していたトランプ大統領は1日目で切り上げ帰国し、米国の参戦を検討するにいたりました。6/19から最長2週間以内に結論を出す模様です。
イスラエル イラン 軍事衝突1週間 さらに激化の懸念

イスラエルの先制攻撃を受け68ドル台にあったWTI原油先物が77ドル台に急騰です。一時は元の水準に戻ったものの、米国の参戦検討入りを受けて再び上昇に向かい74ドル台で週末をむかえました。
原油価格、急騰続く WTIは再び77ドル台 ホルムズ海峡封鎖懸念

ホルムズ海峡封鎖の可能性は1970年代のオイルショックを誘発しました。けれども、中国・インドが台頭してきた現在では、封鎖となればイランは敵対関係とならざるえない国が増えており現実味がありません。紛争が解決に向かえば再び原油価格は下落するのかもしれません。
原油価格高騰が長期化すればインフレ圧力にもなるので注意深くみていきたいとおもいます。

 

6/15週間ツイート

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