8/29週振返り:政治の秋到来、衆院解散の軋轢が菅首相退任へ

政治家のDNAなのでしょうか。与党自民党が無理くり変化を生み出そうとしています。
10月の衆院任期満了前に解散してその勢いで政権維持を図ろうとしてきたわけですが、コロナの鎮火が間に合いませんでした。1年前の就任時には7割を誇った首相の支持率が3割にまで落ち込んでます。次の衆院選を戦えないだろうとの見方が自民党内で俄然高まり、9月の総裁選に熱を帯びてきました。
衆院解散が無理なら人事の刷新で変化をつけようと二階幹事長の退任が浮上した矢先、9/3には首相が総裁選への不出馬を表明しました。テレビの報道は自民党内の勢力闘争ばかりで野党の動きが全く霞んでしまってます。

株式相場は「選挙は買い」のアノマリー通りに沸騰しました。TOPIXは9/3の首相退任への動きを受けて2,000を突破し30年ぶりの高値をつけました。米国にしろドイツにしろ欧米の株価指数は依然として史上最高値を更新し続けていて、欧米に比べ日本市場は出遅れ感が鮮明でした。しばらく上昇が続くのでしょう、夏枯れで苦しい頃の押し目が報われそうです。

 

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