REIT指数1700でだんまりつづく、オフィス需要は??

東証REIT指数は8/21はひさびさの大幅上昇で2.31%高、終値で1,734.98です。
ただ、6月後半以降ピタリと1700近辺でだんまりを決め込んでいます。

3月のコロナショックでは株式暴落のなか比較的値持ちがよかったものの、3/19の▲18.51%で酷い仕打ちを喰らいました。。

3月期末を前に地銀などの金融機関が投げ売りしたようです。不当な底値で買い増しましたがリバウンドは1700台で止まっています。
各国主要株価指数がコロナショック前の水準を取り戻しているにも関わらず、REIT指数は半値戻しの状態で踏みとどまっています。

半値戻しは全戻し?格言を頼りに耐える日々です。

オフィス需要は??

コロナ感染拡大が続いています。3月の時点でここまで長期化するとはおもっていませんでした。
当時は暑くなればおさまるだろうと楽観してました。真夏の炎天下でのマスク姿は想像できませんでした。。

でも収束に年単位の時間を要するのは必至です。
テレワークによる在宅勤務の流れが加速するのでしょうか。巣ごもり消費で物流や住宅系REITは堅調ですが、REIT指数の要のオフィス系は先行きが不透明で地団駄踏んでいます。

しぼむオフィス需要 「縮小」が「拡張」を上回る』なんて記事が8/21の日経新聞に出ています。
在宅勤務の拡大や業績の悪化に伴うコスト削減が相まって、賃料が高い東京都心で空室面積が4カ月で7割増えたとのことです。今後オフィスを縮小する考えを持つ企業は拡張したい企業を上回ったと当記事は伝えます。

需要は減るのか。。反論はないものだろうか?日経新聞8/20『オフィス不要論 どう挑む 拠点分散の需要は伸びる』にて三井不動産の社長が「本社に集まる拠点型が残るか分からないが、社員の自宅近くなどにオフィスを分散させる企業は増える」と述べています。
同8/21『都内ホテルが長期滞在プラン 働く人の需要見込む』にあるようにコロナで大打撃のホテル業界がオフィスの代替需要を取り込もうと躍起です。

まとめ

大きな視点に立てば、執務空間への快適さを求める需要は厳然とあるわけです。
オフィス集中の需要が住宅やホテルへと一定の流れができるのであれば、REIT全体としては活況を取り戻すのかもしれないとおもいます。状況をよく見ていきましょう~