REIT指数1750でしっかり抵抗、10月株式騒乱どこ吹く風

リスクオンが一変、振り返れば10月2日が転換点となってなりました。

・日経平均株価はこの日、年初来高値24,448.07円をつけました。ただいま年初来安値20,347.49円に向けて突進中、、にみえます。TOPIXは既に大きく年初来安値を更新しています。

・米国10年債利回りは3.0%から3.2%へジャンプアップ。ちょうどこの日amazon.comが賃上げを表,明しています。賃上げは景況感の良さを裏付ける格好となっており、米10年債は3.1%近辺を現在うろうろしています。株式相場が大揺れです。

・トルコのサウジアラビア大使館でジャーナリストが失踪した事件が明らかになったのもこの日です。嘘に嘘を塗り固めたような報道が続きまだまだ混迷を深めています。原油相場が大揺れです。

株式も原油も大きく10月は下落しました。

一方、REITは堅調です。やれやれ。国債利回りとのスプレッドが意識され揺さぶられるかと身構えていましたが今のところ平穏です。




東証リート指数1700 台で手堅く推移

日経ヴェリタス10月21日号『REIT 相場 再点検』によれば、日経平均株価が去年並みの水準にある中、東証リート指数は6%高です。

1750あたりが抵抗線になってます。

SBI証券

今週は株式相場の大波乱に連れ立って下がるも、ほらっ!本日は1750.18での引けでした。

用途別リート指数を見ると、オフィス型が昨年比で11%高、住宅型が7%高ことです。

18年は大型オフィスの供給が増え市況が悪化するとの懸念もありました。しかし東京都心のオフィス空室率は9月に2.33%と、月次データが残る2002年1月以来最低値を2ヶ月連続で更新しているとのことです。賃貸住宅の賃料も穏やかに伸びているそうです。

物流REIT は軟調のようです。インターネット通販の普及で大型物流施設の需要拡大はあるものの、それを上回るペースで供給は拡大しているようです。また、公募増資が多いのも重荷になっているとのことです。新規の物件取得を通じて分配金を伸ばす戦略をとると公募増資が増え、 需給が緩みやすいといいます。

海外から見た日本のREIT市場は魅力的です。投資利回りから昔入金をひいた利回り差(イールドスプレッ)は東京が2.9%で、ロンドン、シドニー、上海、シンガポール、ニューヨーク、香港を上回っています。

 

まとめ

株式がダメならREITに思いをつなぐ日々です。

押し目買いが報われる時が来たか。毎月分配型投信からの資金流出がつづいた昨年の低迷期に、REIT指数連動のETFを買い増してきました。私の確定拠出年金ではREIT連動商品がないので証券口座をつうじて購入しています。株式相場はよくわからなくなってきました。分散投資は大切ですね。4%台の利回りはやはり魅力的です。