円は揺れ動く。ドル・円先週107円から今週110円は、世界からナメられている

円は、世界のリスクを背負い過ぎです。「安全通貨」のイメージがコッピリ付いています。

先週末営業日9/8に107円を付けたドル・円は、今週既に110円台まで円安が進みました。一週間も経たないうちに3円前後も揺さぶられるのは、かなり異常事態です。安全通貨の名もとに世界からナメられているのが現状です。




先週から今週にかけてのマーケットの材料

先週から今週にかけては、たしかにリスク・オンに向かう材料は豊富でした。

・北朝鮮が9/9建国記念日に軍事的アクションを起こさなかったこと。

・ 追加制裁の安保理決議の9/11になっても北朝鮮は目立ったアクションを起こしていないこと。

・「債務上限引き上げ問題」がすんなり解決したこと。共和党内でゴタゴタはありましたが、9末の債務上限到達を3ヶ月先送りされました。

・大型ハリケーン「イルマ」が予想されたほどの被害ではなかったこと。

・米国の予算案が通過しました。通過の経緯には、上記の「債務上限引き上げ問題」と「イルマ」の合わせ技を材料にして、すんなり予算案を通過させました。

・トランプ大統領が、これまでにない技を使って、予算案を通過させたこと。共和党内では、現大統領は望んで生まれたわけではありません。共和党内で大統領との対立が日増しに激化しています。対立関係を逆手にとって民主党と手を組んで、野党も受け入れやすい予算案をトランプ氏が仕立てあげました。

・追加制裁は、中ロにとって認めやすいレベルにまで下げた状態で決議したこと。

・世界的に経済が好調であること。北朝鮮や米国の政治的動きが激しいにも関わらず、マーケットは許容できる範囲の問題に留まっています。

 

安全通貨としての円

先週から今週にかけてのこれまでに述べた材料が、ドル・円107円台→110円への円安が一気に進みました。

107円台には、ドキッとしました。というのも日本企業の今年の予測は108円近辺で、それを突き抜けた107円は業績予想の前提が崩れたのではないかという点で、ドキッとしまいました。

ドキッは、安堵感に浸ってはいきません。ドキッ、ドキッが歴史的とも云われる株式市場の膠着感を作り出しています。

先週はドキッとしたのは日本だけです。週間で唯一2%下落したのは日本市場だけで、その他の主要株価指数は堅調でした。
アジアの株式市場が堅調。外貨準備は膨らんでいる
日経平均ばかりみているとバカをみる

 

まとめ

円が「安全通貨」とするイメージは払拭されてほしいです。直近はユーロが好調です。好調過ぎて先週、ECBドラギ総裁はユーロ高牽制の発言をしています。10月共産党大会に向けて元高爆進中です。日本円だけが安全通貨ではないはずです。

私自身はFXをやっているわけではなく通貨の動向には疎いですが、確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の運用にあたっては、通貨の動きも時々は今後ともブログ記事にしていきます。




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