3月期決算企業にとっては第3コーナーを回ったところです。3Qの決算発表が今週からスタートしました。ピークは2/9です。
産業用ロボットで業績拡大を続ける安川電機の決算発表は、明日1/23です。
半年前の7/20の決算では相場を明るくしてくれました。過去1年の日足チャートです。
参考:SBI証券
決算発表によって7月に大きな窓を開けました。以後、窓を閉じることなく上昇は加速しています。
昨年10月共産党党大会を境にチャイナショックが懸念されていましたが、1月になって懸念が薄れてきました。中国シェアが高い製造業として安川電機は注目されてきました。移動平均線からあまりに乖離してしまったので利益確定の動きをみせるかもしれません。個別株には疎い私ですが、当社の決算発表後の株価の動きは気になります。
外需と内需
アナリスト予想を数値化したリビジョンインデックスの直近約4ヵ月の推移が、日経ヴェリタス1/21号『外需企業、4~12月決算けん引』に掲載されています。リビジョンインデックスは、業績予想を上方修正した銘柄数から下方修正した銘柄数を引いた数値を基に算出されます。当記事には、大和証券がQUICKを基にもとにした算出結果がグラフで示されています。
外需企業は内需企業ともに上方修正が優勢な期間が続きましたが、ここにきて内需企業は下方修正が優勢となっています。対して外需企業は上方修正のトレンドを堅持しています。
当記事では、世界景気の好調と円安基調が外需企業の支えになっていると云います。
・ファナックは今期は4半期毎に上方修正を繰り返している
・信越化学は半導体の基板となるウェハーのフル生産が続く
・日本電産は4~12月期の連結利益が前年同期比約2割の見込み
一方、内需は人件費の上昇が影を落とすと云います。
・ヤマトホールディングスは人手不足とインターネット通販の急増でコストがかさむ
その他、資源価格の回復が、原油元売りや商社の業績を好転させそうだと当記事は伝えています。
まとめ
日経平均は年初の急上昇後は一服感が漂っています。その後は、世界的な金利上昇の思惑で、200円近い乱高下をみせる日もありました。直近は、米政府一部閉鎖が暗い影を落としました。
ふっと気づけば、今週からの決算発表シーズン。一段高が期待できそうです。安川電機が業績相場のゴングを鳴らしてくれるか。
ポジティブ、ネガティブどちらの材料にも注視しながら、確定拠出年金の毎日スイッチングを続けたいと思います。