英国10年ぶりの利上げ、EU離脱への警戒感高まっている

11/2、英国は10年ぶり利上げ。政策金利を0.25%から0.5%へ引き上げです。テレビみてたら速報が出て驚きました。さらに驚いたのは、直後のポンド安です。利上げしたら自国通貨高になるのじゃないの?ネガティブ・サプライズでした。




忍び寄るEU離脱の影

英国では2016年6月EU離脱決定後、消費者物価指数の上昇が加速しました。11/5日経ヴェリタス『「緩やか」強調、市場はポンド安で反応』に、前年同月比の消費者物価指数の推移が折れ線グラフで掲載されています。それによれば、2015年後半から上昇始まっていましたが、EU離脱を決めた国民選挙を境にほぼ右肩あがりで上昇が加速しています。英中銀の物価目標は2.0%です。2017年には目標を超え、9月には3.0%に到達しました。約5年半ぶりの高さとのことです。

インフレの対象の必要に迫られ利上げに踏み切りました。EU離脱決定後のポンド安により輸入品の値上がりにより物価が上がっています。9月はさらには原油高も重なったと当記事は述べています。

利上げ後のカーニー英中銀総裁は、「かなり緩やか」に金融緩和の縮小すると強調しました。総裁の見解が利上げにも関わらずポンド安を誘いました。マーケットはEU離脱による景気下押しリスクを感じとりました。

ポンド売り・英国債買いで反応しました。当記事によれば、1ポンド=1.30ドル台後半へ、発表前の1.32台から下げました。英2年債利回りは0.5%から0.39%台まで低下する場面があったとのことです。

利上げしても通貨安の流れを食い止められませんでした。国債は買われて景気停滞を強く意識させられました。EU離脱交渉が進展しない中、ジワジワと警戒が忍び寄っていると感じました。

 

ユーロ圏は

ユーロ圏全体としては物価指数が伸び悩んでいます。同11/5号日経ヴェリタス『ユーロ圏「脱・金融危機」鮮明に』によれば、実質GDPは2%台の成長を維持、景況感指数は16年半ぶりの高水準です。グラフが掲載されています。

ただ物価がついて来ないことで、金融緩和の幕引きに踏み出せないようです。物価安定を緩和縮小の目標としている以上、他の指標で良くても踏み出せないわけです。

景気がいいのに、物価が上がらないのは日欧米同じです。そんな状況と比べると英国だけが、物価上昇の火消しに躍起になっているのは妙に感じます。イギリスは悪性のインフレを相当警戒している様子が伺え、世界的なリスク要因となりかねません。

 

まとめ

日本株式市場は好調をキープしています。つい気持ちが浮かれてしまいますが、各国の様子も気にしながら、確定拠出年金のスイッチングを行いたいと思います。




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