引越し貧乏はゴメンだ(Fund of the Year 2018 に投票しました!)

11月といえば、

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

です。私は今回で2回目のエントリーです。投票しました!

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票するイベントです。

私は、正直なところ投資信託の善し悪しを比較していえるほど豊富な商品情報は持っていません。

投票結果が発表される1月のイベントに参加して、他の投信ブロガーや関係者の方々と交流を深めて刺激をもらいたいために投票しました。

 

このブログは「投資信託をいかに選ぶか」というよりは「投資信託をどのように活用するか」にフォーカスして書いています。

特に私の場合は、企業型確定拠出年金(401k)を通して投資信託を購入しているので、商品は限られています。ショッピング感覚で商品選びを楽しむことがそもそもできません。代わりに商品をどのように運用するかに楽しみを見出しています。




引越し貧乏はゴメンだ!

投資信託は購入商品を決めるのがゴールではありません。購入は出発点のはずです。

株や債券の知識がない人にとって投資信託はよくわからず最初の段階で慎重にならざるをえません。「いったん商品を決めてしまえば後は定期購入の設定をしてほったらかし」が一般的です。

ほったらかしておくと商品の価値が下がって含み損を出す危険性があります。その怖さから知識がないと購入をためらってしまいます。

 

「良い商品=ほったらかしても安全な商品」という大前提のもと投資信託は議論されてきました。しかしここには図らずも大きな矛盾もはらんでいます。どの分野でもそうですが、投資信託にもイノベーションが起きます。

「良い商品→ほったらかして安全な商品→良い商品→ ..」

たとえば昨年2017年のFund of the Yearで1位を獲得した“楽天・全世界株式・インデックス・ファンド(楽天VT)”は、まさにイノベーションの賜物です。日本を含めた世界各国の株式時価総額に応じて組成されたファンドです。日本が世界に占める株式の時価総額はおよそ8%なので、このファンドにはこの比率の日本株が組み込まれています。1つの投資信託商品で国際分散投資ができる点が画期的でした。

こんなトンデモない商品が出てくると、これまで自分が保有してきた商品が陳腐に見えてしまうかもしれません。ほったらかしていても実は安全だった商品を捨てて、新たな商品に誘惑されてしまうかもしれません。含み益があれば税金が取られ、無駄な手数料も取られる、、引越し貧乏はゴメンだ!

 

引っ越し貧乏は、悪徳商法に引っかかっての結末であればある種の諦めがつくかもしれません。それよりもっと有りがちなのは、自己意識が高く投資信託の勉強を始めてしまったが故にはまってしまったケースです。イノベーションのせいにするのはあまりに惨めです。

引越し貧乏にやさしい確定拠出年金

確定拠出年金の大きなメリットの1つが、多くの商品でスイッチングする際に手数料と税金が取られないことです。『確定拠出年金の毎日スイッチング』は、このメリットを最大限に活かした運用手法です。

毎日スイッチングしても、引っ越し貧乏にはなりませんw

 

ただ、誰にでもお勧めできる手法ではありません。スイッチングの記録を帳簿に取る生真面目さが必要ですし根気強さも大切です。正直なところ、私以外にこの手法を使っている人を見たことがありません。

テクニカルな面は、

ヒント・ノウハウ

をご参照ください。

 

テクニカルな面はともかくとして、私がブログを続けているのは、

ドルコスト平均法(定期定額積立)による購入は退屈

と感じている人が世の中にはたくさんいると思っているからです。

 

自己意識が高く投資信託の勉強を始めた人は、「社会や経済へのリテラシーも高めたい」なんて想いも湧き上がってきます。でもドルコスト平均法をやっている限りにおいては、なかなかリテラシーは高まりません。私は、定期定額で購入してほったらかしている商品もありますが、『確定拠出年金の毎日スイッチング』しているので、それらの動向も頻繁にチェックしています。

勉強ツールとしての投資信託、確定拠出年金の活用方法を知りたい人に向けて発信しています。

 

このブログはTwitterと密につながっています。私自身のツイートがブログの小窓に表示されるようになっています。

「おはようございます!」と毎日つぶやいています。この挨拶は、株式やFXをやっている人にとってはマジックワードです。投資手法はさまざまですが、このマジックワードを皆が毎日唱えて結びつきが深まっていきます。どの世界でも挨拶は大切ですね。

Twitterには社会や経済のダイナミックな動きが溢れています。このブログは Twitterからのパワーが支えられて成り立っています。みなぎるパワーがみなさまに伝播してモチベーション向上にお役に立てれば幸いです。

 

まとめ

投資信託は「商品選び」も大切ですが「商品の活用」にもっと目を向けましょう!