1/28週振返り:米利下げムード後退も、米10年債利回り一時3.8%台に下落

1月FOMCでは政策金利を据え置き、しかも次回3月会合でも利下げに踏み切らないだろうとの見方が優勢となりました。
FOMC、金利据え置き-3月利下げの可能性低いとパウエル議長
利上げが遠のけば債券利回りが上がるのだろうとおもいますが、逆の反応でした。米10年債利回りは一時3.8%台まで下落しました。
しかも株式市場は金利低下にもかかわらずむしろ下落で不気味な動きでした。

米IT大手5社の決算発表と重なったことも相場全体の動きを左右したようです。アルファベットとマイクロソフトが発表した1/31は好決算でも事実売りの様相で、アップル、アマゾン、メタのいずれも良好な発表であった2/2は既に株式市場は回復の兆候でした。
米AI関連銘柄、時価総額1900億ドル消失 アルファベットとMS決算発表後
IT大手アップル アマゾン メタ 12月までの3か月決算 増収増益

2/2発表の1月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想の18万人増に対して35.3万人増となり大きなサプライズとなりました。この結果を受け一段と利上げが遠のいた感です。
米1月雇用35.3万人増と予想大幅に上回る、賃金の伸び約2年ぶりの高さ

米不動産リスクは気がかりですが、株価急落のニュースは米商業銀行NYCBとあおぞら銀行に限定されたものばかりで相場全体に波及するまでには至っていないです。
あおぞら銀行急落で保険株に警戒広がる、米商業用不動産の影響見極め

なんせ日米ともに株価指数が高値圏にあるので些細なニュースにも過敏になってしまいます。。よくみて取り組んでいきたいとおもいます。

 

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