10/2週振返り:原油と株式相場が仲良く上昇?OPECプラス減産を手がかりに

7月には米バイデン大統領がサウジアラビアに訪問し増産の約束を取り付けたはずなのに、10/5のOPECプラス会合で日量200万バレルの減産を決めました。
表立っては世界経済の減速懸念が理由のようですが、インフレを助長する動きに消費国は神経をとがらせています。

9月末には78ドルを割り込んだWTI原油先物は、減産合意を見込んで急伸で93ドル台で今週を終えました。ラスト1日の上げは9月米雇用統計の結果に煽られたようです。
失業率が3.5%と前月から0.2%低下しました。
NY商品、原油が続伸 OPECプラス減産受けた買い続く 金は下落
によれば「米労働市場の底堅さが示され、エネルギー需要の伸びを支える」なんて見方をする市場関係者もいるようです。

たしかに10月に入って原油と株式相場が仲良く上昇基調でした。2万5,000円台に沈んでした日経平均株価はこの1週間で大きくリバウンドして2万7,000円台を回復しました。
しかも米10年債利回りも3.5%台から3.9%目前まで右肩上がりでした。原油と債券利回りが上昇ならインフレ懸念で株式相場は下がってもよさそうなところですが今週は快調でした。

ただ、この仲良しは長続きしそうにないです。9月米雇用統計の結果を受けて原油は上げても、NYダウは600ドル超えて下げました。
3連休明けの相場はどうなることやら…投機的な動きに振り回されずによくみてとおもいます。

 

10/2週間ツイート

■10/3(月)




■10/4(火)


■10/5(水)




■10/6(木)


■10/7(金)