12/14週振返り:日銀利上げ0.75%、10年債利回り2%突破

事前リークは当たり前になっています。先週末には日経新聞朝刊で報じられた通り日銀が利上げを実施、政策金利を0.75%となりました。この水準は1995年以来で実に30年ぶりです。
実質金利がまだマイナス圏にあることからさらなる利上げの余地があるとの見方があります。
声明文には中立金利の推計への言及はなかったとのことですが、下限といわれる1%ゾーンに一歩手前まで利上げしたわけですから打ち止め感も否めないわけで、利上げ決定直後に2円程の急激な円安がすすみました。
週前半には154円台まで円高となったものの、会見後の円安のインパクトのほうが大きかったです。日米金利差の拡大による円高よりも、貿易赤字、デジタル赤字、財政悪化懸念が円安を誘導しているのかもしれません。
日銀が利上げ決定、政策金利は30年ぶり高水準に 賃上げ継続を確認
為替円安、一方的で急激「明らか」 行き過ぎれば対応と片山財務相

日銀会合があった12/19は、朝方に10年債利回りが2%突破です。
蘇る経済の体温計 長期金利19年ぶり2%、日本の変化を反映
「金利ある世界」に順応してきたのか、それでも株式市場は崩れません。インフレに連れ立ち賃上げが継続するならば、株式市場も堅調に推移するものと期待したいところです。

 

12/14週間ツイート

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