6/1週振返り:S&P500指数6,000回復、TACOトレード賑わす

「Trump Always Chickens Out(トランプはいつも尻込みする)」の頭文字をとった「TACO」トレードが株式相場を賑わしています。米トランプ大統領が過激な関税措置を示唆した後に市場が下落し、最終的にはその方針を撤回すると見込んだ投資家がその下げに乗じるという取引です。4月初旬の大暴落後の急回復を的確に表現する言葉を相場は見つけました。
トランプ氏、関税政策で「尻込み」などしない-ウォール街に反論
「MAGA」から「YOLO」「TACO」「FAFO」へ…トランプ略語で読み解く「アメリカ相場」

6/5に第二次トランプ政権後はじめて米中首脳会談による電話会談がなされ、中国からのレアアース輸出規制緩和が引き出されました。具体的な発表は見当たらないものの米国側も譲歩する材料あってのことでしょう。
中国、米大手自動車向けレアアース輸出に一時許可付与=関係者
米追加関税の影響が注目される5月米雇用統計発表は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、失業率が前月と変わらずでした。雇用主は大きな不確実性を前に『雇用の温存』を図っているなんて声も出ています。
米雇用統計、労働市場の緩やかな減速示唆-賃金は予想上回る伸び

米雇用統計発表があった6/6のS&P500は終値で6,000ちょうど、史上高値まで2.3%の水準まで回復しました。「TACO」トレードの腰折れに気を付けてよくみていきたいとおもいます。

 

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