7/17週振返り:米国決算発表で無理くり楽観ムード、日経平均7日続伸


米国ではインフレがピークアウトして景気後退へと突き進んでいるのか?その手掛かりを探ろうと相次ぐ4月-6月期決算発表に注目が集まりました。

7/18発表のゴールドマンサックスは、純利益47%減であったものの市場予想は上回ったということで4.2%上昇でスタートしています。
ゴールドマン、4-6月業績は予想上回る-トレーディングけん引
7/19発表のネットフリックスは、四半期ごとの新規会員数の減少が事前会社予想だった200万人に対して97万人に留まったことから、時間外で株価が7.9%上昇しました。
ネットフリックス決算 4~6月会員数の落ち込み、事前予想の半分にとどまる
7/20発表のテスラは、中国でのロックダウンにもかかわらず、利益はアナリスト予想を上回り、株価は時間外取引で約4%上昇でした。
テスラ第2四半期決算、「増収増益」だが今後の見通しに懸念
7/21発表の写真・動画共有アプリを運営するスナップは、売上高が市場予想を下回ったことから時間外取引で25%下落しました。
米スナップ、第2四半期売上高予想に届かず ユーザー数は好調

これらの決算発表により米株市場が動きました。
ゴールドマンサックスやネットフリックスのように業績が悪くても市場予想上回っていることで楽観ムードが広がりS&P500は一時4,000を回復しました。
日経平均はこの楽観ムードにのって7日続伸でした。

ところがスナップの結果を受けてハイテク企業への不安が増大して7/22の米株3指数は下落しました。
米株市場の動きから景気後退懸念が復活し、この日だけでドル円は2円ほど円高に振れ136.07円で週末となりました。週内に3%に戻った米国10年債利回りは2.754%です。

欧州では、ECBが11年ぶりの利上げ、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」の供給再開、伊ドラギ首相退任といった大きなニュースがあったものの相場全体としては米国決算に揺さぶられた感でした。
GAFA決算発表、FOMC、米国4-6月GDP速報値発表にと、来週も米国発の話題で乱高下しそうです。

 

7/17週間ツイート

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