8/13週振返り:蒸し返す中国不動産リスク、恒大集団・碧桂園

2021年のデフォルト騒ぎの再来か…先週の碧桂園に引き続き不動産大手恒大集団が火を噴いています。
恒大集団が米国の破産法15条の適用を申請しました。
中国恒大集団、NYで連邦破産法15条の適用申請-米国内資産保全
ひとまず米国内で債権者による資産の差し押さえを回避でき、米国内資産を保全しながら再建に取り組むとのことです。米国籍以外の企業を対象としているようで鎮火したようにはみえません。

不動産といえば中国はさておき、商業用不動産の陰りがここのところよく話題にあがっています。4-6月期のゴールドマン・サックスの決算の悪化は商業用不動産の評価損とのことでした。
ゴールドマンにも厳しい時期-商業用不動産投資、評価損で痛手
コロナ渦をへてネット購入の勢いが増し治安悪化もあって、米国では巨大ショッピングモールへの人手がめっきり減っているようです。在宅勤務が定着しオフィス需要も低調のようです。

高金利が重くのしかかっています。米国10年債利回りは今週一時4.3%台をつけ株式市場は調整色いっぱいです。日経平均は今週に入り1,000円を超える値下がりで31,450.76円で週末をむかえました。
ただ、金利上昇を正当化する見方もでてきています。米国の中立金利は上振れしているとみられ、8/24-26に開催されるジャクソンホール会議で議論されるとの憶測が囁かれています。
米「中立金利」に上振れ観測 ジャクソンホールの焦点か

海外投資家が夏休みだというお盆シーズンは売買が例年細ります。プライム売買代金が3兆円すれすれの日々が続いています。
「閑散に売りなし」の格言に従い性急な判断は避けなければならないですが、かといってトレンドの転換に差し掛かっているようにもみえ慎重にやっていきたいとおもいます。

 

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