とかく注目のジャクソンホール会合の前とあって売買が細く様子見の一週間でした。8/26日本時間23時からのパウエル議長の講演では、年内の資産購入縮小が示唆されたものの、資産購入縮小と政策金利引き上げは別物との点を強調したことでサプライズがなかったようです。NYダウは200ドルを超える上昇で反応しました。
会合の結果はテーパリング(金融緩和縮小)には違いないわけですが、資産購入縮小を急いだのは短期金融市場の加熱があってのことでしょう。ブルムバーグ8/24『米連邦準備制度の翌日物リバースレポ、短期金融市場の大量資金が圧倒』にあるグラフによればリバースレポを通じた金融システムから資金を吸収が落ち着きません。3月に可決したコロナ追加対策により溢れ出た緩和マネーが行き場を失っています。短期金利がマイナスになれば金融市場が傷を負うので、利付けしてFRBが資金回収に躍起です。資産購入縮小で短期金利の押し上げを誘導しました。
ただ長期金利(10年債利回り)が過度に押し上げられるのは危険で、政策金利引き上げに慎重姿勢を変えないのもそのためでしょう。インフレはあくまで「一時的」とのスタンスです。資源高、供給不足でインフレが続く感ですが、一方でその先には巣篭もり需要一服によるデフレが控えているのかもしれません。
金融政策の微妙な変化にこれからもアンテナはって見守っていきたいとおもいます。
8/22週間ツイート
■8/23(月)
NYダウ200ドル高📈先週末に続き上昇スタート。
週後半のジャクソンホール会合での緩和縮小が規定路線とみられてたけど、コロナが待ったを掛けた。。日経平均480.99円高📈https://t.co/eDMtxnbtDN— いんとく (@kab_suke) August 23, 2021
■8/24(火)
2万8,000円までは何事もなく上がるのかな、日経平均続伸237.86円高📈https://t.co/BKdYlnogZt
— いんとく (@kab_suke) August 24, 2021
■8/25(水)
先週は62ドルまで急落のWTI原油先物が68ドルまで回復📈
コロナによる需要なんて当てにならんな〜日経平均7.30円安。https://t.co/0hc0bly0rn— いんとく (@kab_suke) August 25, 2021
■8/26(木)
東証1部売買代金2兆円とんとん、
ジャクソンホール前で静かですね〜日経平均17.49円高。https://t.co/NT4ZDeBg5k— いんとく (@kab_suke) August 26, 2021
■8/27(金)
REIT指数が大きく反発2.72%高📈
2,200はコロナ前高値と同じ水準、利回りいいしパウエル講演前にして株式より買いやすいタイミングだ。
良い週末を〜😀 pic.twitter.com/pqUBCVmmBl— いんとく (@kab_suke) August 27, 2021