この問題にも、地政学リスクをはらんでいるとは。
墓穴を掘ったと云えばよいのか。身から出た錆なのか。
元保守党党首マイケル・ハワード氏が、「メイ首相は、サッチャーがフォクランドを守った35年前と同じく、ジブラルタルの攻防をはじめるだろう」と述べました。
ジブラルタルとは、地中海の出入口。スペインの先端に位置するイギリスの領土です。地球儀をみれば、誰でも頷くとおりの海洋上・軍事上の要所。
そんな海峡先端の地も英国が握っていたとは驚きました。なにも、私たち日本人だけではない。欧州の人にとっても驚きだったようです。
スペインの外相アルフォンソ・ダスティスは4/3、「焦ることはない」と余裕のコメントを出してます。余裕どころか触れてはいけない琴線だったのかもしれません。
本当のところ、このニュースの重要度はよくわかりません。
2015年ロンドン近郊ガトウィック空港近くで、北海油田の倍とも推定される規模の油田が発見されました。
スコットランド独立の声は、北海油田があっての経済的自立の声。イングランドにも油田が確保されているのなら、EU反離脱が優勢のスコットランドの機運が変わるのか。そんな連想が働きました。
しかし、油田の大発見も、それ以来再び大ニュースになることはありませんでした。
ジブラルタルのこの一件も、杞憂に終わるのか。
まだまだ予断は許しません。
確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)は長い目で運用しましょう。