8/4週振返り:1ドル=7元を突破、貿易→通貨へ摩擦シフト

 

米中協議がこじれれば米国が対中制裁関税「第4弾」を振りかざすのは想定内だったとしても、元安カードを中国がきってくるまでは。。

中国は8/5、人民元の基準値を元安方向に引き上げると、11年振りに1ドル=7元の壁を突破しました。防衛ラインといわれた7元を中国当局は容認したと報道されています。

さらなる驚きは、米国が中国を「為替操作国」に指定してしまいました。米財務省が出す半年に一度の為替報告書に基づき指定するはずが、勢い任せに決めてしまいました。

摩擦は貿易から通貨へシフトしてしまいました。

通貨不安は新興国を直撃してます。インドにニュージーランドやタイが資金流出覚悟で利下げ、今週には8/12アルゼンチンでは大統領予備選でポピュリズム的な野党候補が勝った番狂わせでペソ暴落で史上最安値を付けました。
アルゼンチン株指数が1日で48%下落、過去70年で2番目の大きさです。

経常赤字国には容赦なくマーケットは襲いかかっています。これが発火点となって昨夏のトルコ・ショックと同じく世界的な金融不安に波及しないか身構えてしまいます。やれやれ。。

 

8/4週間ツイート

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