日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は、8/24終了時点で13.22。13.2を超えるのは20年ぶりだそうです。
12.5が適正水準かと思ってました。6/21に12.96を付けたときは一時的な異常状態と思い、こんな記事を書いていました。
ん〜、もはや自分の頭はアップデートされなければなりません、、
13倍が当たり前になってきました。理由の分析は難しいです。日経平均は、どうしてもファーストリテイリングやソフトバンクGなどの値がさ株の影響を無視しては語れません。
日経平均が優位という現象は何かを意味しているはずですが、ひとまず状況はちゃんと認識しておきたいと思ってます。
バフェット流
NT倍率上昇の理由の手掛かりとなりそうな情報は集めておきたいといつも思っています。
その一つが、8/25日経新聞『バフェット流運用の受難 株式市場に「アマゾン・エフェクト」』です。この記事自体にはNT倍率のことは一切出てきません。
バリュー投資家の神様ウォーレン・バフェット氏の運用成績がふるわないとのことです。さわかみ投信がグロス株投資をはじめた様子なども記事で紹介されています。
割安株の業績が悪いわけではないといいます。ホンダや三菱商事は過去最高益なのに株価はリーマン・ショック前を下回ります。PERが共に8〜10倍とリーマン前の15倍から低下している結果のようです。
真面目にコツコツやっているだけでは市場の評価は得られないのかなぁ。この記事を読んでそんな思いにさせられました。
低成長・低金利
この記事では「低成長、低金利がマネーの流れを変えた」との見方を示しています。
先進国の潜在成長率はリーマン前の2%から1%半ばに低下し、金融緩和のなかで景気の波も小さくなったといいます。
景気の底で買って、大幅上昇を見込む割安株投資の魅力が薄れた状況にあると述べています。
一方、「FANG」を引き合いに出し、独自に業績を伸ばせる企業の株は希少性から従来以上に人気化すると述べています。
日経平均に比べ割安株の比率が高いTOPIXは苦しいのかな?そんな状況がNT倍率に現れているようにこの記事を読んで感じました。
まとめ
NT倍率からみたTOPIXは低調です。でも日経平均だって低調、14〜16がレンジと思っていた日経平均PERは13台が常態化しています。
国内よりも海外のほうがグロース株は豊富です。確定拠出年金は海外株式商品の比率を高めています。国内株式商品の口数は少なくして毎日スイッチングに励んでます。