2018年秋に引き続き2019年春の日経TESTを受けました。過去2回の結果は次のページに載せています。
前回はスコア789から644に急落したので、なんとか挽回したいという思いから受験しました。
後日談2019/07/07:
結果は761でした。
50近くまで年を重ねた自分は、詰め込み式の受験勉強はつらいです。過去問や対策本が販売されていますが買う気になれません。。
この歳になるとアウトプット型を取り入れた勉強法でないとなかなか身につきません。
ブログ執筆を続けているのも日経TEST対策のためです。ただ、書きやすいテーマに偏ってしまいます。「毎日スイッチング」のために株式相場をみるのが好きなので、どうしても相場の浮き沈みやその要因となる大きなニュースを材料にしたブログ記事になりがちです。
前回受験時の通知書に記されたアドバイスにグサッときました。
『当面重視すべきは広い視野です。大上段に構えるのではなく、新聞を読むとき、これまで読んでいなかった面を読むとか、書店に行き、これまで行かなかったコーナーで本を買うとか、まずは手軽な方法で始めることをお勧めします。』
そこではじめたのが、これです。
漠然と読んでいた新聞の音読をはじめました。スマホの音声入力機能を使って記録を残すという究極のアウトプット型勉強法です!
成果やいかに??直後の印象では前回よりはできたようにおもいます。よくわからず解答したものをテスト中に数えてみると38問でした。
せっかく身に着けてきた音声入力のスキルを発揮すべく、日経TESTが終わった直後に記憶をたどり思い出しスマホに保存しました。
わずかな断片だけでも頭から取り出せたのが43問ほどありました。
それらを解きほぐしてこのブログ記事は書いています。書く行為そのものが次回TESTに向けての勉強でもあります。今回のブログ記事では思い出したうち3問分について書きます。長くなるので残りはあらためて記事にする予定です。
※あくまで記憶をもとに記したものですので誤りはありますし乱雑な表現が含まれます。ご了承ください。
国の財政を問う問題
毎回ですが第1問目は、日経新聞社の主張を答えさせようとしている設問です。
今回は「国の財政は一方的に悪いとはいえない、家計は現金を溜め込みすぎ」という論点です。一般の人の感覚では「えっ?」となってしまい私も是非はよくわかりませんが、日経TESTは日経新聞社が主催しているという事実をまずはしっかり認識してのぞむようにしています。
国の財政に関わる出題は他にも2問出ていました。次の①〜④のサイトに掲載されているグラフがイメージできれば解答できる類の設問です。
①日本は1990年代からデフレへ日米中の推移を詳しく見ていく(最新)
②国の借金「1100兆円超え」でも政府が歳出を減らさないワケ
③日本の家計資産残高は増加、1829兆円に日米家計資産推移(最新)
④2018年度予算案、新聞が報じない詳細事情
◼️1-日本のGDPの約2倍にあたるものは?
選択肢:
国の借金
家計資産
東証1部時価総額(だったはず)
他1選択肢
これが日経TEST第1問目です。名目であれ実質であれGDPは500兆円台です(上記①サイト内グラフ『日本の名目・実質GDP(IMF予想値含む、兆円)』)。
国の借金が正解。稼ぎ(GDP)のおよそ倍の借金1,100兆円を国はしていることになります(上記②)。家計資産の1,800兆円台よりは少ない(上記③)という視点が解くカギとなっています。
なお東証1部時価総額は、バフェット指数で知られるように、GDPと株式時価総額は同等であるのが健全とされています。稼ぎ(GDP)より極端には株価は上がらないことを暗示しています。
◼️2-ヨーロッパ、米国、日本別の家計資産の構成円グラフ
上記③サイト内グラフ『日本家計金融資産構成比率比較(2018年Q1)』が参考になります。「日本は預貯金が多い」、「米国は株式が多い」とわかります。日本は現金を持ちすぎ、株式保有を増やしてリスクを取れ!といわんばかりです。
この視点を持ち合わせていれば解ける設問です。
◼️3-折れ線グラフ。1本目ここ数年は100兆円で均衡。2本目は30兆円辺りまで伸びていました。
「国の一般歳出と歳入」を示したグラフと答えさせる設問でした。上記④サイト内グラフ『一般会計税収、歳出総額及び公社債発行額の推移』の折れ線グラフそのものが問われていました。
「アベノミクスもあって直近数年は税収が伸びている」、「歳出は100兆円あたりで押さえ込みにがんばっている」といった視点があれば解けます。
続きをブログ記事にしました。ぜひご覧ください~