1/6週振返り:台風1号はサイクロンに、立て続けの異常に変わりなし

 

元旦に台風が発生したのは統計史上はじめてとのことです(1/15日経新聞)。北の寒さが立ちはだかり、台風は西に進路を進めあらたな異常気象となりました。台風1号はマレーシアでサイクロンに変わったとのことで、史上6回目の珍事だそうです。因みに東経100度を境に呼び名が変わるとのことです。

 

株式市場も同じく、昨年10月からの立て続けの異常状態にはまったままです。先週の株式市場は、持ち直しの兆しをみせましたが、方向感なく進んでいます。

 

先週の日経平均は4.08%高。NYダウが2.4%高、上海総合が1.55%高と、世界的に主要株価指数は軒並み上昇でした。

昨年10月から続く株安は、マーケット任せに出来ない状況です。

1/7からの米中協議では結局何が前進したのかよく分からないままですが少なくともさらなる悪材料はでなかったようで、貿易摩擦解消へのマーケットの期待をつなぎとめました。

1/10のパウエルFRB議長の発言は、利上げペースを早めないとの認識を改めて示されたとしてドル安ムードを演出しています。対ドルで元高に向かっています。心配された1ドル=7元のボーダーを破る元安は回避されています。

中国も貯金準備率引き下げを打ち出し、これ自体は元安要因ですが景気対策となることからマーケットに好感をもたらしました。

 

悪材料は山積したままです。

メキシコ国境壁建設を巡る対立でつなぎ予算が可決せず、米政府一部機関の閉鎖が続いています。さきほど(日本時間1/16午前)、英EU離脱案の否決となりました。否決でもポンド高なんて予想外、方向見えないです。

来週からは、10ー12月期決算発表シーズンに入り、貿易摩擦による景況感の悪化が再認識されるかもしれません。

先週は株高でもマーケットに明るさは取り戻せていません。

 

1/6週間ツイート

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