11/3週振返り:早々と決着、米大統領選トランプ氏勝利

とかく激戦7州での接戦が伝えられてきたものの、10月終わり頃からはどの賭け市場でもトランプ氏優勢が鮮明になっておりました。2016年には世論調査の動向とはうらはらにトランプ氏が勝利したわけで賭け市場への注目が高まりました。ただ、賭けなどしない一般的な有権者の意向が反映されるのかやはり懸念が拭えませんでした。
トランプ氏の勝率約57%、賭け市場で 米大統領選まであと1日

結果としては日本時間11/6早々、トランプ氏の勝利が伝えられました。接戦であれば再集計をする州も現れ、当日の決定を危ぶむ見方もあったわけで、圧勝といえるのでしょう。
上院も共和党が過半数を奪還しました。下院はまだ開票中ですが、もし共和党が過半数となればいわゆるトリプルレッドの状態です。
米連邦議会選挙 上院は共和党が多数派奪還
米下院選、民主党がNY州で善戦 共和党は過半数に迫る勢い

株式市場はビジネスライクな大統領誕生に素直に反応し、11/6の日経平均は1,005.77(+2.61%)円高と大幅上昇でした。

共和党色が強い政権運営になるわけですが、財政規律の緩みをマーケットは警戒しています。選挙後、米国10年債利回りは4.5%付近まで上昇しました。
米10年債利回りは再び5%も、トランプ氏公約実現なら-JPモルガン

実質金利は2%付近で、イールドスプレッド(米10年債利回りとS&P500益回りの比)は債券有利な状況です。
債券利回りが下がれば株式市場はさらなる上昇が期待できるでしょう。債券市場の動向をよくみていきたいとおもいます。

 

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