4/14週振返り:ついに到来調整局面、日経平均一時36,000円台


週間で2,455円安…日経平均が派手に下落しました。米金融政策に加え中東情勢緊迫化と半導体が重荷となりました。

3月FOMCを受けて米国では年3回利下げを市場は見込んだわけですが、その後に出てきた雇用統計、CPIが強い数字で4/15発表の3月米小売売上高も前月比0.7%アップと市場予想を上回る結果で、もはや利上げさえ囁かれています。
インフレが盛り返してきた一つの理由としてここのところ注目されているのが移民の急増です。中国からの増加やトランプ氏の大統領当選による移民政策強化を恐れて駆け込みが増えているなどいわれています。
米国経済予想外の堅調の背景に移民の急増

イスラエルとイランの対立が激化し相場を揺さぶりました。
4/1にシリアにあるイラン大使館をイスラエルが攻撃したことに端を発して、4/14にイランが報復、4/19にはイスラエルがその報復に出ました。パレスチナ攻勢への国際的な批判をかわそうとイスラエルが戦線拡大した感が否めません。。核施設の攻撃に踏み込むとなれば長期化もさけれません。
イラン イスラエルに無人機やミサイルで大規模攻撃
イラン中部で爆発音“イスラエルが攻撃”米メディア

さらに今週は半導体大手ASMLとTSMCの決算発表が相場を揺さぶりました。決して悪い結果だったとは思えませんが、これをトリガに割高である半導体銘柄に調整が入りました。来週からはGAFAMの決算発表が乱高下を生みそうです。
ASML、第1四半期は13億ドルの黒字 新規受注予想下回る
台湾TSMC、第2四半期は大幅増収へ 「AIに飽くなき需要」

今週を終えて日経平均PERは16.21倍(加重平均)。これまでが3月後半から17倍を超える営業日が多かったわけですが加熱感がとてたともみえますし、14〜16倍が平熱だとすれば33,000円台つまりは年初の水準まで落ちてもおかしくありません。これから日本でも3月期決算企業の決算発表が本格化して、見通し予想が悪ければ相場をネガティブにうごかしそうです。気を引き締めて取り組んでいきたいとおもいます。

 

4/14週間ツイート

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