4/23週振返り＋:日銀YCCに手を付けず、FOMC最後の利上げか0.25%上乗せ

投稿日: 投稿者: KabSukeコメントする


予定通りといえばそれまでですが、4月日銀金融政策決定会合ではYCCに手を付けず、GW期間中となったFOMCでは最後ともいわれる利上げ0.25%を敢行しました。
YCCについては仮に許容変動幅を拡大しても日本の長期金利がどんどん上がることはないとの見方が強まっていました。会合前に長期金利が0.5%から跳ね上がらず投資家からの変動幅拡大の催促する様子も見受けられませんでした。そんな中で気になるのが次の記事で、YCC停止は日本というよりは世界へのインパクトが大きいということ、「日本の金融政策が変化し、国債利回りがさらに上昇すれば、海外債券に多額の投資をしている日本の投資家を通じて、世界的に影響が波及する可能性がある」というIMFからの発言が印象的でした。
日銀金融政策に不透明感、世界に影響波及も＝ＩＭＦアジア太平洋局長

FOMC前にはまたもや米銀行の破綻でした。パウエル議長はその責任がFOMCの運営にあると反省の弁をのべたものの、インフレ抑制を優先して利上げに踏み切りました。
米ファースト・リパブリック・バンク経営破綻 史上2番目の規模

5/5発表の米雇用統計では失業率が3.4％に下がり、53年ぶりの低水準を記録しました。銀行破綻で景気減速を懸念した株式市場は下落していましたが当日のNYダウは546.64ドル高。
インフレの中でも雇用の堅調さに好感した格好ですが、逆に言えばインフレがまだまだ続くということ。セル・イン・メイが頭よぎります。。

２週分まとめて振り返りでした。

 

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