8/1週振返り:決算発表ピークを通過、7割企業が損益改善

8/6に決算発表集中日を迎えました。日経新聞8/7『上場企業7割が損益改善』によれば、4〜6月期決算をこれまで開示した上場企業のうち、7割の最終損益が前年同期より改善しています。製造業で75%、非製造業で66%です。

日本を含むアジア圏でコロナ感染の深刻さが増すなかで大幅改善は明るい材料です。資源高が商社に追い風となり、販売が好調の自動車メーカーの増益が目につきます。

8/4取引時間内に決算発表したトヨタ自動車は、米国での3ヶ月間の販売台数が初の首位で、4〜6月期としては純利益が過去最高でした。ただ、通期業績を据え置いたことで株価は発表直後に急落しました。車載半導体不足が解消されずコロナは視界不良です。据え置きはやむおえないでしょうが、史上高値にある株価が落ち込みました。

期初予想が慎重といわれる日系企業には上方修正に期待がかかりますが、まだしばらくは耐える時期にあるようです。

 

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