8/18週振返り:パウエル・プット、貿易摩擦を助長する

 

各国中央銀行トップがアメリカの片田舎で介するジャクソンホール会議で、先週は金曜日までマーケットは動けず。東証1部売買代金は1.5兆円台が当たり前のシラけた相場でした。8/24-26に控えるG7サミットは全く材料視されず。

それが激変。

日本時間8/23の21時、中国が米国製品に対する追加関税を表明しました。22時半に開始した開始した米株式市場はマイナスで開始です。ただ、23時からのパウエル議長講演で来月9月の利下げの思惑が高まり、NYダウはプラスに転じました。

ところが安堵もつかの間、米トランプ大統領が中国へのさらなる追加関税をツイートです。激変に耐えられません、再度マイナスに転じNYダウは623.34ドルの大暴落でこの日の取引を終えました。。

FRBがマーケットに緩和的なサインを送るとすかさず貿易摩擦が再燃する。。このパターンは市場は見透かしています。市場を冷やさないように打ち出した金融政策が、株式相場の売り(プット)を誘う展開です。かつてのグリーンスパンFRB議長下で取った金融政策がリーマンショックの呼び水となってしまった「グリーンスパーン・プット」になぞらえ、「パウエル・プット」がまことしやかに囁かれるようになってきました。

気を緩められません。

 

8/18週間ツイート

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■8/20(火)

■8/21(水)





■8/22(木)

■8/23(金)