米中協議がこじれれば米国が対中制裁関税「第4弾」を振りかざすのは想定内だったとしても、元安カードを中国がきってくるまでは。。
中国は8/5、人民元の基準値を元安方向に引き上げると、11年振りに1ドル=7元の壁を突破しました。防衛ラインといわれた7元を中国当局は容認したと報道されています。
さらなる驚きは、米国が中国を「為替操作国」に指定してしまいました。米財務省が出す半年に一度の為替報告書に基づき指定するはずが、勢い任せに決めてしまいました。
摩擦は貿易から通貨へシフトしてしまいました。
通貨不安は新興国を直撃してます。インドにニュージーランドやタイが資金流出覚悟で利下げ、今週には8/12アルゼンチンでは大統領予備選でポピュリズム的な野党候補が勝った番狂わせでペソ暴落で史上最安値を付けました。
アルゼンチン株指数が1日で48%下落、過去70年で2番目の大きさです。
経常赤字国には容赦なくマーケットは襲いかかっています。これが発火点となって昨夏のトルコ・ショックと同じく世界的な金融不安に波及しないか身構えてしまいます。やれやれ。。
8/4週間ツイート
■8/5(月)
人民元の基準値切り下げで揺れたのは2015/8でした。2年前→4年前m(_ _)m
— KabSuke@ダウあみだぶちゅ (@kab_suke) August 6, 2019
■8/6(火)
本日の人民元基準値1ドル=6.9683元で11年ぶり安値。
ただ、1ドル7元を中国当局が容認と伝わるなかで、本日基準値は市場予想よりは高値だったことから、日経平均、600円超の暴落は回復に向かい134.98円安にとどまった。
短期的なリバウンドあるかと押し目買い入れました〜https://t.co/od4pMznhHB
— KabSuke@ダウあみだぶちゅ (@kab_suke) August 6, 2019
■8/7(水)
25年ぶりに米国は中国を為替操作国に指定へ。
NY金先物は2013年以来の1,500ドル突破、警戒は一気に高まった。昨夜の米株高を受けて小康状態、日経平均68.75円安。
NYダウ先物は足元急落中。
台風待ちかな。。◼️ 7/28週振返り:米利下げでへたり対中米関税「第4弾」で沈没https://t.co/lgPOpVlSly
— KabSuke@ダウあみだぶちゅ (@kab_suke) August 7, 2019
■8/7(木)
インドにニュージーランドやタイが8/7に政策金利引下げ。
経常赤字のインドではとくに、消費刺激のはずの利下げが通貨安→資本流出を招きかねずジレンマだ。
日本円はリスク逃避先として何だかんだと頼りにされてる。
足元1ドル=106円付近、さらなる円高に警戒だ。https://t.co/VLMLYmbsMa— KabSuke@ダウあみだぶちゅ (@kab_suke) August 8, 2019
■8/8(金)
WTI原油先物、足元54ドル台に急騰してる。
50ドル台まで今週は下落し、原油は大揺れ。需要減不安で下げ、ドル安・OPEC生産抑制を材料に上げた。
今週もおつかれさま〜https://t.co/tHBmZJEJkv— KabSuke@ダウあみだぶちゅ (@kab_suke) August 9, 2019