9/25週振返り:米10年債利回り一時4%、ドル1強に協調介入への期待浮上

9月FOMCで示されたドットチャートに戸惑いを隠せません。。3ヶ月おきに開示される金利見通しが大きく切り上がっています。ターミナルレートが来年末までに4.6%との予想だと。。
「ニュートラル」と「ターミナル」、金利の意味するもの-QuickTake

9/27には米10年債利回りが一時4%を突破するに至っています。株式市場は債券利回りの重みに耐えられません。。S&P500は6月につけた底値を突き抜け年初来安値更新で今週を終えました。米10年債利回りとのイールドスプレッド2.29。この水準を保つには下落はやむおえず、リスクオンに傾いた7月頃の3%台に戻るには、債券利回りの下落が見込めないなかにあっては株式市場のさらなる切り下げを覚悟せざるえません。

米国よりも速いペースで利上げを敢行してきた英国が大型減税策を発表したとあって、今週はポンドが売り込まれ激震が走りました。中国人民元は1ドル7元を超えました。

ドル1強がもはや世界の脅威になっています。通過安に苦しむ国に容赦ない仕打ちが繰り広げられています。米国が景気後退に陥るより先に世界経済が立ち行かなくなるリスクの方がはるかに大きくなっています。
先週は円買い介入に踏み切ったわけですが、実現はしなかったものの協調介入なんて言葉が浮上してきました。米国のインフレ動向ばかり気にしていたら足を掬われそうです。

10月半ばになれば7-9月期の決算発表シーズンに入ります。現地通貨安で売上げが伸びない米グローバル企業が株式市場のムードを一段と悪化させるのかもしれません。
アップル、グーグル…アメリカの大企業がいま業績の「急ブレーキ」に苦悶しているワケ

 

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