資産構成に黄金比なし!2年ぶり通算運用利回り5%回復

いや~長かった。。2018年10月以来、およそ2年ぶりに401kの初回入金来運用利回り(=通算運用利回り、以下では「利回り」)が5%を回復しました。

 

2005年から確定拠出年金に加入しています。

長らくほったらかしでしたが、今では利回りを毎日Excelシートに記録しています。
「絶対額より利回り」をモットーに運用しています。

 

資産残高はおおむね右肩上がりに増えてきました。

でも毎月の掛金の増分はもちろん有利にはたらくので絶対額の増加に慢心してはいけません。資産残高の伸び率を示す利回りを気に掛けるべきです。

 

これはTOPIXとS&P500の過去3年間を比較したチャートです。

日本株のパフォーマンスの悪さは否めません。。利回りは5%を回復したとはいえ、資産の構成比率は全く別物となりました。

※次の株式投信で運用してます。
■MSCIワールド・インデックス連動投信
DIAM国内株式インデックスファンド<DC年金>
■TOPIX連動投信
フィデリティ_グローバル

①~③で示した時期の利回りと資産構成比率を以下に示します。
 

①2018/09/21:5.17%

戦後2番目に長いとされる景気(いわばアベノミクス)が後退期に入ったとされる2018年10月直前です。

米中摩擦の激化していましたが、米国優勢の感が強まった頃で米国長期金利(10年債利回り)が3%を超えていました。
10/04にもう一度5.17%を付けたのをピークに停滞期に入りました。
日本株に依存しすぎていました。元本確保型の比率が少なすぎます。

②2020/03/06:3.98%

リーマンショックを凌ぐとされるコロナショックに見舞われた2020年3月初旬です。

2019年は米政策金利の3回にわたる利下げで景気後退は意識しましたし、利下げにより株式相場はバブル化しましたが警戒して元本確保型の比率は高いまました。

コロナ渦突入前に元本確保型の比率を高めておいて救われました。①の反省から外国株式比率を高めてもいました。
この後利回りは急速に悪化し3/17に2.64%まで落ちました。3月は大幅に海外株式を買い増しました。

③2020/11/26:5.02%

米大統領選後に大相場となった2020年11月下旬です。

依然としてコロナは深刻な状況ですが、大規模な金融緩和と財政出動が行われ世界的に株式相場は再びバブルです。米国市場では回復どころか史上最高値を更新しています。

日本でも日経平均は29年ぶりの高値をつけています。ただTOPIXは①の頃の水準にようやく戻った状況です。同じ利回り5%台でも①より③が安定感があるようにおもっています。

 

資産構成に黄金比」はありません。

毎日スイッチングによって日々の変化を追い続けてできた結果がこうした資産構成となりました。

 

確定拠出年金へのパワーのかけ方は人それぞれです。正直なところ、私はパワーをかけすぎで多くの人にとって参考にならないかもしれません。

ただもっとも伝えたいのは「資産形成を楽しもう」です。ペットや植栽を育てるように手をかけていると愛着がわいてきます。

年金は老後のためとばかり考えがちですが、世の中を知るための勉強ツールと捉えれば現役時代でも役立っています。

 

私はもともとは金融リテラシーがゼロの人間です。2005年からはじめていたものの2013年まではほったらかしでした。

素人の特権を活かしてこれからも自由な発想で資産形成に楽しみながら取り組んでいきたいとおもいます。

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