大きな目標は良いことか

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の利回りを、いつも意識して運用しています。

利回りとは、初回入金来の運用利回りです。私の勤め先では2005年に401kを導入しましたので、

2005年以来、年率換算で何パーセント資産評価額が増えたかを示す指標です。

 

私は、利回りを毎年1%づつ上げる目標を立てました。

2014年、2015年と達成しました。私は、数学的帰納法的な思い込みにより、妥当な目標と考えました。

 

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金額=単価×数量。この単純な公式をすっとばして経済の話がなされることが、あまりに多い、そう感じています。

 

しかし、2016年、目標は無残に散り去りました。

2014年の水準に戻りました。4/28時点で、4.32%です。

 

2016年は株式市場が大きく動きました。

年初より、中国経済の不調、原油安。2月には日銀マイナス金利導入。2月までの暴落は歴史的な速度です。

一時回復に向かったものの、6月の英国EU離脱で再度暴落。一転その後は、上昇。そしてトランプ大統領誕生により急上昇でした。

年間通しては総資産額アップとなりましたが、利回りは回復しません。

 

相場が前年末のレベルに回復していないことは原因としてあります。

そして、もう一つ大事な理由は、1年間で掛金が増えていることです。

利回りは、これまでの掛金がいくらに増えたかを示します。

たとえ評価額の伸びが前年と同じであっても、掛金が増える分は少なくとも、利回りは下がることになります。

 

利回りを1%上げるとは、そもそも大胆な目標だと云わざるえません。

2014年、2015年に実現できたのは、アベノミクスのおかげ。

運用スキルが上がった結果と有頂天になっていましたが、ほとんど関係ありませんでした。

 

その反省から、より着実な運用スキルを模索するようになりました。イチロー効果です。

 

目標を立てるのは大事なことです。

ただ、大きな目標だからといって良いとは限りません。

私が立てた目標は、検証するのに3年を費やしました。

誤った目標は失敗により判断できます。一方、正しい目標は妥当性がなかなか判断できません。

 

完全な失敗も成功も定義できない以上、目標の妥当性は揺らぎ続けます。

夢というレベルでは、私が掲げた目標「利回りを毎年1%づつ上げる」は、取り下げるつもりはありません。

運用スキルを磨くモチベーションに、この目標はなっているからです。

 

でも、目標に固執するのは良くない。

目標にばかり頭が支配されると、思考の柔軟性を奪い、なんといっても楽しくない!

年金運用というと、とかく「老後の心配の解消」に気持ちが傾きがち。しかし、気持ちが怖さを生み何もできなくなる。

年金は人任せ、ほったらかしになりがちです。

 

確定拠出年金は、楽しむ心を忘れず運用しましょう。

 

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