キャッシュの出し入れに勤しむメリット

日経平均は200日移動平均をわずかに上回る水準で、眠りに入りました。。





本日4/12の東証一部売買代金は2兆1030億円。もはや2兆円超えでは活況とはいえません。「3兆円を超えないと…」、そんな声をよく聞くようになりました。1年前は厳しいとみられた日経平均2万円の壁は、PER(株価収益率)からみても当然超えているべき水準です。株価が切りあがっているわけですから、売買代金も連動していないとまずいわけです。
吹き値で始まる日でも、前場の売買代金をみると買い気が失せます。

キャッシュの出し入れに勤しむ日々

私は、確定拠出年金の国内株式連動商品と定期預金(元本確保型)との間で毎日スイッチングをしています。国内株式連動商品→定期預金へのスイッチングを「売り」、その逆を「買い」と呼んでいます。

国内株式連動商品は当日10時が「売り」指図のリミットです。「買い」のリミットは2営業日前です。2営業日前に出した「買い」を、当日の「売り」で調整します。10時~15時までの相場を、否応なしに予想せざる得ません。

15時時点で確実にプラスと思える日は、最近はめっきり減っています。「買い」を打ち消すための「売り」ばかりで、損も得もしないキャッシュの出し入れに勤しんでいます。




知られざるメリット

「キャッシュの出し入れだけなら、手間なだろう?」、そんな疑問をよく投げかけられます。いやいや、メリットありますよ。ここでは2つのメリットを述べます。

(1)複利効果

毎日スイッチングしているので、国内株式連動商品の平均取得価額の動きは、日経平均の動きと大差ありません。日経平均は200日移動平均あたりで現在は均衡していますが、私の平均取得価額も黒字と赤字を行き来している状態です。

直近はたしかに売買が薄く休眠に入った日経平均ですが、英EU離脱のサプライズのあった2016年6月から今年2月までの1年半近くは、200日移動平均を常に上回りながら日経平均は推移しました。要するに含み益が状態化した「ぬるま湯」相場が長期に渡り続きました。

私は、確定拠出年金の資産を何回転も売買(スイッチング)しながら、含み益をコツコツ利益に変えていきました。利益は再投資に廻すので複利効果が生まれます。確定拠出年金の利回り(初回入金来)は5%程度はキープしています。

(2)平均取得価額を下げる効果

相場の波に合わせて売買するということは、暴落時には赤字に転落します。私の国内株式連動商品も2月の暴落で赤字に陥りました。赤字は心理的にダメージを与えます。キャッシュの出し入れは、いち早く赤字から脱出するための手段です。取得価額の特性を理解するとそのメリットがわかります。

「取得価額」の特性がわかると運用がグッと楽しくなる

 

まとめ

2月の大暴落で心理的にダメージを受けている人は多いとおもいます。ここで挙げたメリットの2番目「平均取得価額を下げる効果」は、ぜひ知ってほしいです。

赤字からいち早く脱出できるとは、次の相場のステージにいち早く乗っかれることを意味しています。日経平均が200日移動平均あたりでうろうろしている状況が長く続くほど、次のステージへの準備が整った人が増えていくということでもあります。

次のステージがどうなるのか?赤字が減ると余裕が生まれ、日々の経済ニュースをゆったりと眺められるようになります。

5年前までは経済ニュースに全く関心のなかった私が、日経TESTで高得点が取れたのは「毎日スイッチング」のおかげです。これが実は私にとっての最大のメリットです!

日経TESTスコア789、ひとえにブログ継続のおかげです!

 

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