1/30週振返り:メタにめっためた、29兆円損失で相場回復に水さす

1月の暴落から2万7,000円まで回復した日経平均でしたが、米IT大手メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の2/2決算発表が水をさしました。ユーザ数の増加が前期から伸び悩み、メタバース関連の投資で33億ドルほどの赤字を出していたことで、時価総額が約29兆円が1日にして吹っ飛びました。。
メタ時価総額が約29兆円減少、1日として米史上最大の急減

損失の規模は、昨年9月の相場を震撼させた中国恒大の負債総額に匹敵します。
中国・恒大、迫る巨額利払い 負債総額33兆円
昨夏開催の東京五輪の経済効果は、コロナ前の試算で30兆円と報じられていました。
五輪経済効果「ここまでアテが外れた」残念な総括
30兆円規模の話となるとセンセーショナルに報じられるものの、大きすぎて意味するところがあやふやで忘れられがちです。。こうしてブログに記して読みかせるようにしておきます。

それにしてもメタバースって何だろう?ゲームの世界では「フォートナイト」や「あつ森」で成功しています。ゲームが導入口となって滞留時間が増え、ショッピングができたりライブイベントが開催されたりとある種の「経済圏」が生み出されています。それらの延長でゲームに興味がない一般人をもあてにした巨大経済圏の創出を狙っているのでしょうか?
なんて思い巡らしていたら、そうだ!私自身も既に毎日のひとときをメタバースで過ごしていましたw
仮想サイクリングのZwiftです。


落車する心配ないですし天候に左右されることなく楽しめます。レースイベントが1時間に何本も開催されていて、世界中から集まったライダーで賑わっています。

ただ、アバター同士がネット空間でコミュニケーションをとる世界感って自転車ではしっくりくるのですが、そこで買い物したりさらに何かをしたいという発想にはなりません。NTFの普及により複製できないデジタルコンテンツの作成ができるようになりました。NFTが付与されたデジタル不動産が高額取引されてるようで、一部のビジネスセンスがある人達の間ではもはやバブルが形成されているようです。
5億円で売買も、仮想空間「メタバース」の不動産が高額取引のワケ

古い頭にゃ砂上の楼閣にしか見えないですが。。かつてのITバブルが頭をよぎります。
1996年頃から急成長したIT産業が2000年を境に急降下しました。
過去のITバブルの生成と崩壊
急降下の要因の一つ政策金利の引き上げとなっており、現在の状況とよく似ています。
でもアップルもマイクロソフトもITバブル後に何倍も飛躍したわけで、メタバースにしても軽視できないです。。法定通貨と連動した仮想通貨「リブラ」構想でしくじったばかりですが、社名を変えてまで打ち出したメタの戦略やいかに?

 

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