3/6週振返り:米実質金利マイナス1%で反転、原油急落


ロシアへの経済制裁をこれでもか!と強化しています。3/8米国はロシア産原油の輸入禁止に踏切り、WTI原油先物は1バレル130.50ドルまで高騰しました。
ところがその後は下げに転じ今週になって100ドルを割り込みました。3/9にUAEが増産の意向を示したのがきっかけでした。それにウクライナ情勢は依然として悪化の一途ですが、ここまでの長期戦になるとは当事国のみならず世界各国も想定しておらず、ならばと和平交渉が具体化するのではないかとの期待交じりの思惑から調整が入りました。

原油を巡る動きはまさにギャンブル、でもマイナス深堀りが進んでいた米実質金利は3/7に-1.0%に到達して昨年末レベルまで戻り、さすがに有事とはいえ金利が付かない資源アセットは反転してもおかしくない状況でした。2,000ドルを超え昨年高値の更新が迫っていたCOMEXゴールド先物も急落し足元1,920ドル台です。

3/10発表の2月米CPIは前年比7.9%増でインフレはさらにヒートアップです。インフレとの整合という意味で米実質金利が低くなりすぎていました。
現在開催中のFOMCで利上げが確実視されています。既にそれを織り込んでいる株式市場は利上げにめげず元気を少しは取り戻すのでしょうか。先週2万4,000円台に沈んだ日経平均は今週ひとまず2万5,000円を回復です。

 

3/6週間ツイート

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