存在感が薄くないか?新型コロナでのAI

非常事態宣言がいまや正式に表明されようかとする最中にいます。

自分はテレワークに移行しており外出は極力控えています。自分に今できることは「人に移さない」です。元気でピンピンしてますが既に感染していることを前提に立ち振る舞うことで、自分の社会的な存在意義をどうにか保っています。

医療関係者をはじめ対面でないと成り立たない業種の方々の存在がなければ、今を生きることはできません。

 

今こそAI(人工知能)!社会・経済を混乱に落としめ猛威を振る舞う新型コロナウイルスにAIが立ち向かってほしいです。でも、AIの存在感が薄くなってないか?そんな思いを持ってしまう今日この頃です。

この歴史的な状況に身を置き感じたことを記しておくことも、自分の存在意義かな??




プログラム取引が機能不全

3/14日経新聞『アルゴリズム 経験則なくマヒ』によれば「1600億年に1度」の発生確率の下落を、新型コロナウイルスは相場に与えたようです(NYダウの週次リターン)。ヘッジファンドやHFT(高速取引)業者は、過去の大量の市場データを解析して作成したプログラムに従い自動的に売買します。そのプログラムが稼働するコンピュータのスイッチを切ってしまったファンドも多いとのことです。

なんとも。

「1600億年に1度」ともいわれる人間では判断が困難なときこそ、AIの出番だ!そんな思いを率直にするわけですが、実は真逆で役立たずでした。

流動性が細り変動率が高くなるという市場の構造変化に対して、コンピュータの挙動の良し悪しを人間が判断できない、、そんなパラドクスに陥りました。

NYダウは、3月に4回もサーキットブレーカーが落ちました。3/19日経新聞『取引所は閉めるべきか』にあるように、取引所閉鎖論も飛び出しているようです。

本来であれば、AIが全力で売買し流動性を生み出しこの難局を克服してほしかったですが、まだまだAIは人間の信頼を得られていないようです。

後日談6/8:

出典は忘れましたが、高速売買が動いてたからこそ底打ちしたとの記事も見かけました。

 

まとめ

・感染クラスターをAIが突き止められないのか?

・感染地域をAIが可視化してハザードマップを作ってくれないのか?

・ワクチン開発をAIが早めてくれないのか?

そんな期待をAIについしてしまいますが、ここのところAIを前面に打出した記事が少なく存在感が薄れている感が否めません。

人間が制御できないAIに存在意義を見出すのは難しい。。新型コロナの感染拡大でくしくもAIの在り方が問われています。