12/19週振返り:中国利下げでも浮上せず、北京五輪もう直ぐ

昨年秋にバイデン政権が誕生したのに端を発して、世界の株式市場は一段と踏み上げて大相場のなか2021年はスタートしました。その勢いが落ち着けば、「コロナ封じ込めに成功している中国が今年の株式相場を牽引するだろう」なんて見通しを年初には立てていました。
でもそれは大ハズレ。。春節までは調子よかったもののその後はまったく冴えない一年でした。12/24時点でCSI300は年初来で6.6%安です。S&P500が年初来27.7%高で米国の独壇場でした。

中国では「共同富裕」なるスローガンがあらたに登場しました。中国でも格差社会が深刻です。
格差の勝ち側にまわろうと高まるばかりの子供への教育熱に歯止めをかけるべく小中学校が課す宿題を制限したり学習塾の新設を禁止しました。一方では落ちこぼれにならないためにとオンラインゲームの提供を金〜日・祝日の1時間に制限しました。
投機への規制にも厳しい態度をとっています。ビットコインをはじめとする暗号資産は関連事業を全面禁止としました。
長年の不動産バブルにより都市部に普通の人が住宅を持つのは困難です。住宅ローンや不動産企業への融資に総量規制を設けました。30兆円規模の負債を抱えるといわれる不動産最大手・恒大集団の債務不履行問題が9月にクローズアップされ世界の株式市場を震撼させました。

ウイグル、香港への抑制には世界から厳しい目が向けられています。米国はウイグル強制労働防止法を可決させ、新疆ウイグル自治区からの輸入品に対して強制労働で生産されていないという証明を義務付けました。昨年に国家安全維持法が成立した香港にはG7共同声明でも圧力がかかりました。

成長産業にも圧力をかけています。アリババは昨年のアントIPO取り下げ以降浮上することなく、株価は半値を超えて下げ続けています。ライドシェア滴滴は米上場廃止を迫られ、香港市場で再出発の見込みです。

これら悪材料が重なり今年の中国株は軟調だったのでしょう。12/20には政策金利を引き下げたものの、景況感の悪さをかえって裏付けるかたちとなりCSI300は1.5%安の暴落に見舞われました。
年が明ければ2月に北京五輪です。が、外交ボイコットが勃発でお祭り気分にはまだ程遠いです。中国株の潮目はまだ先なのでしょうか??

 

12/19週間ツイート

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